Image : unsplash (Christian Wiediger)
NVIDIAは1月5日(現地時間)のGeforceONでDLSS4.5を発表しました。
DLSS 4.5は、DLSS 4世代をベースに「第2世代のAI超解像モデル」と「最大6倍のマルチフレーム生成」を組み合わせた最新バージョンのDLSSです。 高解像度・高フレームレート・パストレーシングを同時に狙うための強化アップデートという位置付けになります。
概要
- DLSS 4.5は、AIによる超解像とAIフレーム生成を組み合わせて描画負荷を下げつつ画質とフレームレートを向上させる技術。
- 既存のDLSS 4の仕組みを発展させ、4K・240Hz・パストレーシングといった高負荷環境を主なターゲットとしている。
第2世代 Transformer 超解像
- DLSS 4で導入されたTransformerベースの超解像モデルが、第2世代に更新されている。
- エッジの精細さ、高コントラストシーンでの表現、パストレーシング時のノイズ・ちらつき・残像などが抑制され、低解像度からのアップスケールでもネイティブ解像度に近い品質を狙う設計になっている。
最大6倍 Multi Frame Generation(MFG 6x)
- 新たに「Multi Frame Generation 6x(MFG 6x)」が導入され、1枚の実フレームから最大5枚の生成フレームを挿入し、理論上最大6倍のフレームレートを実現可能とされている。
- 従来のDLSS 4が最大4倍相当だったのに対し、DLSS 4.5では4KかつパストレーシングONの状態でも240Hzクラスの表示を狙えることが強調されている。
ダイナミック MFG
- シーンの負荷やGPUの余力に応じて生成フレーム数を自動調整する「ダイナミック・マルチフレーム生成」に対応している。
- 軽いシーンでは生成率を下げて画質・遅延優先、重いシーンでは生成率を上げてフレームレート維持を優先するなど、フレームレートと体感の安定性向上を狙った制御が行われる。
対応GPUと主な適用領域
- 新しい超解像モデル自体は既存のDLSS統合と互換性があり、ゲーム側の対応によってRTX 40シリーズ以降でも利用可能とされている。
- 一方、MFG 6xを含むフル機能は主にRTX 50シリーズを想定しており、4K・240Hzやフルパストレーシングなどのハイエンド構成での利用が主なターゲットになる。
- DLSS 4系のフレーム生成はすでに250本以上のタイトルが対応しており、今後はDLSS 4.5向けのアップデートが順次行われる見込みである。
DLSS 4 から 4.5 の主な差分
| 項目 | DLSS 4 | DLSS 4.5 |
|---|---|---|
| 超解像モデル | 第1世代 Transformer モデル | 第2世代 Transformer モデル |
| 最大フレーム生成倍率 | 最大4倍相当(MFG 4x) | 最大6倍相当(MFG 6x) |
| ターゲット解像度/Hz | 4K・高fpsを意識 | 4K・240Hz+パストレーシングを強く意識 |
| フレームペーシング | 既存比で改善 | 240Hz前提の最適化が進む |
| ダイナミック MFG | 対応 | アルゴリズム強化・6x対応 |